「教会としての新型コロナウィルス感染症への対策」
【4/4追記】
現在、岩手県内では新型コロナウイルス感染はまだ確認されておりませんが、岩手をとりまく状況を踏まえ、第二段階の対策を一部前倒しし、4月の「主の晩餐(聖餐式)」を取りやめとします。ご了承ください。
【4/11追加】くわしくはこちら
状況の変化にともない、いくつかの対策を追加しました。教会においでの際は必ずマスクをし、県外から来られて2週間以内の方の入室をご遠慮いただくことになりました。その他、幾つかの追加事項がありますので、ご確認ください。
《目次》
1.拡大を防ぐために(現在はこの段階。4月中は継続)
2.県内で発生が確認された場合
3.外出自粛の要請・指示などが出された場合
4.判断の方法
5.礼拝に集えない場合
新年度を迎えるにあたって教会の行事などについて
祈りのためのみことばの約束と助け
主にある皆様。
新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)の急速な感染拡大にともない、岩手県においても、いつ発生が確認されてもおかしくない状況になって来ました。多くの方が感染し、一部の方は重症化し、亡くなる方も起こって来ると考えられています。いずれ政府による「緊急事態宣言」が出され、都道府県知事の判断で、外出の自粛等の要請や指示が出される状況に変わる可能性があります。ただし、これは命令ではないため強制力がありませんので、教会のことは教会として賢く判断し、行動しなければなりません。
私たちが礼拝や祈り、交わりのために集うのは、生きることそのものです。神を愛し、人を愛し、愛をもって隣人に仕えるよう召されている私たちにとって、交わりの中で礼拝を献げ、互いに祈り、交わりを持つことが力の源でもあります。
しかしながら、その交わりがこのような状況では感染を拡大させ、お互いやそれぞれの家族(特にご高齢の方やご病気をお持ちの方)に生命の危険にさらす可能性があるとなったら、「やり方」を工夫し、変えていかなければなりません。しぶしぶするのではなく、愛ともって、寛容と思いやりをもって喜んで取り組むようにしましょう。
そこで、教会としては今行われている対策を4月一杯は続けることに加え、状況に応じて段階的に追加の対策や修正を、行っていきますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
2020年4月1日
北上聖書バプテスト教会 役員会
【1.拡大を防ぐために(現在はここ。4月中は継続)】
- 自分と兄弟姉妹のため、医療機関や高齢者施設、教育機関で働いている方々、不特定多数の接客を必要とする仕事をされている方々のために祈りましょう。
- 発熱が数日続いている、においや味がわからないなどの症状がある場合は、礼拝やその他の集会には参加せず、自宅に留まりましょう。また各市区町村などが設けいている「相談窓口」にご相談ください。
- ご高齢の方、基礎疾患のある方、ご自身やご家族の健康のために不安がある方は、無理をせずご自宅に留まってください。
- 県外から来られて二週間以内の方(帰省や出張等を含む)や、そうした方と二週間以内に接触があった方は教会への出入りをご遠慮ください。(4/11追加)
- 教会においでの際は、ご自宅で検温(平熱を確認)し、手洗い、手指消毒し、必ずマスク(代替品含む)を着用してください。(4/11追加)
- ドアノブ、手すりなど多くの人が手で触れる場所は消毒します。
- 礼拝、夕拝、婦人会などの後の食事の交わり、教会学校は当面中止します。
- これらの基本的な対策は4月いっぱいは継続しますが、新たな段階になったり、必要に応じて、役員会の判断で、追加や修正なども行っていきます。
以下は4/11追加分です
【礼拝に集うとき】
(1)県外から来られて二週間以内の方(帰省や出張等を含む)や、そうした方と二週間以内に接触があった方は教会への出入りをご遠慮ください。
(2)教会においでの際は、ご自宅で検温(平熱を確認)し、手洗い、手指消毒し、必ずマスク(代替品含む)を着用してください。
(3)週報はあらかじめ各自の週報ボックスに入れておきます。他の配布物とともに毎回持ち帰ってください。
(4)集会出席の○付けは受付の方がします。
(5)貸し出し用の聖書、讃美歌は出しておきません。必要な方は受付の方に申し出てください。
(6)礼拝後、テーブル、椅子の片付けはしません。代わりに消毒をします。
【ご自宅で過ごされる方のために】
(1)礼拝次第(ネット中継のリンク含む)をあらかじめ連絡網のメールで送ります。
(2)ネット中継で礼拝を守る方も含め、互いに孤立しないように連絡を取り合いましょう。
(3)お休みになった方で、家の方向が同じなど、お届けできる方の週報ボックスに入っているものを届けましょう。
【2.県内で発生が確認された場合】
県内で発生が確認された場合は、次々と拡大する可能性があり、よりいっそうの注意が必要になります。そこで、上記の対策に加え、以下を追加します。
- ご高齢の方、公共交通機関(電車、バス)でおいでになっている方はご自宅でお過ごしください。教会から離れて暮らしている方で、どうしても礼拝に集いたい方は、お近くの教会にご相談ください。
- 主の晩餐を延期します。
【3.外出自粛の要請・指示などが出された場合】
県知事からこのような要請・指示が出された場合は、感染が爆発的に拡大し、大変危険な状態になっています。このような状況になった場合は次のような対策を追加します。
- 教会に集まることをとりやめ、礼拝はネット中継のみとします。(ネット中継をご覧になれない方は「5.礼拝に集えない場合」をお読みください)。
- 電話やSNS、メールなど、使える技術を使って交わりを持ち、互いのために祈ることを続けましょう。
- 掃除、会計などのために教会に出入りする場合はなるべく時間帯をずらしておいでになるようにしてください。
- 牧師はなるべく教会にいるようにしますが、相談などがある場合はまずは電話かメールでお願いします。
【4.判断の方法】
- どういう行動が自分や他の人に危険なのか、良く考え、賢く判断しましょう。
- 当面は「1.拡大を防ぐために」という段階と考えて、4月一杯はこの対策を継続します。
- 段階の変化などの状況判断は役員会でさせていただきます。延長や修正、追加等が必要になった場合は、連絡網でお伝えします。対策を緩める場合も同様です。
【5.礼拝に集えない場合】
外出自粛の要請などが出る前から、ご自身の健康状態や心配のために礼拝に集えない方のために、教会として以下のような対応を取ります。いずれかご希望の方法をお選びになってください。(3を希望する方はあらかじめご連絡ください)
- ネット中継で礼拝に参加する
- ホームページの週報とメッセージの原稿を使う(朝9時には見られます)
- 各自で礼拝の時をもち、後日、週報とメッセージの原稿を受け取る
*礼拝をネット中継について
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- ネットに接続されていていることが前提です。教会ホームページに朝9時頃からその日の週報が掲載されます。(教会ホームページ https://ichurch.jp)
- 週報の一番上にネット中継へのリンクがあります
- あらかじめ「Zoom(ズーム)」というアプリを入れておくと便利です。
- (PCの場合は「ミーティング用Zoomクライアント」、スマートフォンの場合は「Zoomモバイルアプリ(iPhone用/Android用)」をダウンロード)
*ネット中継を利用できない場合に
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- 家庭やお一人で礼拝の時を持つ場合は、次のような方法を参考にしてください。順番は決まったものではありません。
- 時間を決める(日曜の朝10:30が難しい場合は他の時間でも可)
- 賛美
- 祈り(一人でも、家族でも礼拝が捧げられることを感謝しつつ、その場にいない他の兄弟姉妹の祝福と慰めを祈りましょう)
- 聖書朗読
- 分かち合い(聖書箇所から教えられたこと、感じたことなどを分かち合います。お一人の場合は黙想し、ノートに書き留めても良いでしょう)
- 献金(箱か袋を用意して、次に教会に行ったときにささげられるよう取り分けておきましょう)
- 週報には翌週の賛美、聖書箇所が書いてありますので、参考にしてください。
- 在宅での礼拝参加も出席者とみなして記録しますので、ぜひご一報ください。
- 家庭やお一人で礼拝の時を持つ場合は、次のような方法を参考にしてください。順番は決まったものではありません。
新年度を迎えるにあたって教会の行事などについて
- イースターは午前中のイースター礼拝のみで、午後のプログラムなどは行いません。
- 4月19日の年次総会は時間を短縮して行います。
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- 4/5の役員会で議案を作成し、4/12日に配布します。
- 報告についてはあらかじめ読んでいただくことで報告したこととします。
- この状況でカフェなどの集会を企画することは先の見通しが立ちませんので、年間予定にはいれず、月例会等でその都度相談していくこととします。
- 教会人事については、あらかじめ役員会で打診をさせていただき、総会当日は承認をいただくのみにします。
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祈りのためのみことばの約束と助け
世界中の危険と困難の中にある方々、犠牲になった方々とその家族のために祈り、1日も早い終息を祈りましょう。私たち自身と兄弟姉妹、それぞれの身近な方々が守られるように。また医療や福祉、教育関係で働く方々の守りのために。自由に集うことができなくなった世界中の兄弟姉妹たちのために。そして政治的なリーダーたちが知恵を持って正しい判断ができるように。
「その夜、主はソロモンに現れ、彼に言われた。「わたしはあなたの祈りを聞き、この場所をわたしにいけにえを献げる宮として選んだ。わたしが天を閉ざして雨が降らなくなったり、あるいはわたしがバッタに命じてこの地を食い尽くさせたりして、わたしがわたしの民に対して疫病を送ったときには、わたしの名で呼ばれているわたしの民が、自らへりくだり、祈りをささげ、わたしの顔を慕い求めてその悪の道から立ち返るなら、わたしは親しく天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地を癒やす。今、わたしはこの場所でささげられる祈りに目を開き、耳を傾ける。今、わたしはこの宮を選んで聖別した。それはとこしえにわたしの名をそこに置くためである。わたしの目とわたしの心は、いつもそこにある。」
Ⅱ歴代誌7:12~16
「いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。」
ピリピ4:4
「ですから私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、折にかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。」
ヘブル4:16
「この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。」
ローマ12:2
「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。」
ピリピ4:4
「神は われらの避け所 また力。
苦しむとき そこにある強き助け。
それゆえ われらは恐れない。
たとえ地が 山々が揺れ 海のただ中に移るとも。
たとえその水が立ち騒ぎ 泡立っても
その水かさが増し 山々が揺れ動いても。」
詩篇46:1-3