大船渡の視察
OMFの視察チームを案内した盛岡の近藤・大塚両師と、水沢の若井師・私の二手に分かれて、沿岸の被災教会や周辺を視察に行ってきました。
私たちは大船渡教会と安否確認ができていない教会員を尋ねることが優先事項でした。それにしても津波を受けた地域の被害状況は大変なものでした。見ていて無感覚になるというか、あまりに非現実的な光景に言葉もありません。
会堂の状況はすでにお伝えした通りでした。いくらか片付けてありましたが、会堂の痛み具合も見ることができました。
教会員の無事な姿を求めて国道を南下しましたが、その両脇は破壊し尽くされた町並み。現地で同行してくださった方も、あまりの変わりように(震災後初めて目にする光景)どこを走っているか見当を違えてしまうようでした。
多くの人たちが「まさかここまで来ないだろう」と思っていたようですが、確かに「こんなところまで」と驚くような場所まで津波の被害が及んでいました。
安否の不明だった教会員の方々は元気にしておられました。さすがに皆さんお疲れの様子ですが、気持ちはしっかり持っておられる様子。一日も早い物流の回復が待たれます。
さて、会堂の方は詳しく見ますと驚くべき状況でした。会堂の後ろに迫っていた流されてきた屋根は、100メートルほど離れた家のものだったそうです。会堂の寸前で止まっておりましたが、そこにはプロパンバスのボンベが!ボンベが爆発していても不思議ではない状況に神様の守りを感じます。
周囲のご家庭でも少しずつ片付けが始まっていましたが、私たちに出来ることは、まず会堂の片付けとご近所のお手伝いのように思えました。
息の長い支援が必要です。教会のことだけでなく、町そのものの復興が大事です。ぜひお祈り下さい!
(佐々木)
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