震災後の礼拝

震災後の礼拝


3月11日(金)14:46に発生した巨大地震で多くの地域で甚大な被害が発生しています。(写真の時計はその時に止まったもの。ちょっと時計が進んでますが)
こちら北上では、会堂内の棚が倒れたり、PA機材が倒れたりといった程度の被害で、人的な被害はいっさいありませんでした。
地震直後から電気・水道・通信が絶たれ(ガスはプロパンのみ)、教会員の安否確認に手間取りましたが、行ける範囲で一軒一軒尋ねて無事を確認することができました。
時間が経ってすこしずつ遠方の方々の無事も分かり、13日(日)までにはほぼ全員の無事が確認されました。
13日(日)は教会学校はお休みし、礼拝のみとしました。普段はテーブルと椅子を並べて講壇を用いて礼拝式を行いますが、この日は特別に扇形に椅子だけを並べ、牧師も講壇を使わずに、特別礼拝の形にしました。
説教の後で、各地から届いている安否情報やお見舞いの電話、メール等を紹介し、確認が取れていない教会員の関係者を挙げてもらって、祈りの時をもちました。
多くの方々からお見舞いのお電話、メールをいただき、本当に心から感謝します。私たちの所より、沿岸のまだ安否の確認できない教会、兄弟姉妹が心配ですし、その復興の遠い道のりを考えると、私たちもまた支援者の側に立つべきだと思わされます。
物資が不足し始めており、その影響を考慮して礼拝以外の集会は今のところお休みしております。食料品、生活用品、灯油、ガソリンは不足し手に入りにくくなっています。電気、水道のライフラインは復旧しましたが、不安定で、節水や節電が求められています。物流の一日も早い復旧がのぞまれます。
なお、県内の保守バプテスト関係の教会では、大船渡教会が津波の被害を受けた地域に含まれますので、大変心配されます。顧問牧師の千葉仁胤先生はご家族ともどもご無事で避難されています。
市内牧師会で交わりのある北上市内の他の教会(日キ北上教会、ゴスペルチャーチ北上、単立北上キリスト教会、日キ土沢教会)はそれぞれご無事でした。
大変気がかりなのは安否確認が取れていない大船渡聖書バプテスト教会、そして原発のすぐ近くにある福島第一聖書バプテスト教会です。福島第一の方々は皆さん避難しておられますが、原発の状況次第では教会のみならず町そのものがどうなるかも分かりません。ぜひお祈りに覚えてください。